コーギーの“コー”は“小人”の意、”ギー“は”犬“を意味する。つまり、”小人が飼
っていた犬“、の意。さらに、コーギーが妖精の馬車を引いていたとする伝説に由来する
との説もあります。コーギーというワンちゃんの姿、容と思い合わせると、なんともメル
ヘンチックな名前の由来です。
コーギーは、もともとイギリスのウェールズ地方に暮らしていたワンちゃんです。農家の
牧羊犬として、牛や羊、さらにはウェルッシュポニーという馬の群れたちを、誘導し管理
する役割を担ったワンちゃんでした。このような仕事を得意としていたコーギーは、家畜
たちの蹴りを上手くかわしながら、足に噛みつくことによって群れを扱っていたと言われ
ております。
コーギーの歴史はかなり古く、3000年以上前にケルト族がウェールズ地方へ連れて来
た犬といわれています。一般的にコーギーは、ウェルシュコーギーペンローグとウェルシ
ュコーギーカーディガンの2種類おります。ともに作業犬として牧羊に従事していたワン
ちゃんたちです。ペンブロークはカーディガンよりも小柄で、鋭い顔つきはキツネのよう
で、尻尾が短いのが特徴です。当初、あまり人気のないワンちゃんでしたが、ジョージ6
世とエリザベス女王2世に寵愛されたことから、一気に人気犬となっていきました。現在
でもその人気ぶりは安定しており、多くの人々から愛されております。
トイプードル
チワワ
ミニチュアシュナウザー
パグ
ジャックラッセルテリア
ウェルシュコーギーの特徴的なところは、本来、その起源を別にする、2種類のワンちゃ
んであったということです。ウェルシュコーギーペンブローグとウェルシュコーギーカー
ディガンという2種類のワンちゃんで、もともと違った犬種だったのです。それが人の手
によって交配が繰り返されてきた結果、その外貌がとてもよく似てきました。今でも残っ
ている両者の違いは、耳と尻尾です。
カーディガンは骨格が太くがっちりとしていて、ふさふさとした尻尾があります。これに
対して、ペンブローグには尻尾がほとんどなく、たとえあっても、その短い尻尾を1週間
以内に断ってしまいました。これは、もともと牧羊犬として、家畜に尻尾を踏まれないた
めに断尾をしていた名残です。また、ペンブローグの方が、重心がやや高めで、胴体も短
め。さらに、全体観としてペンブローグはコンパクトな印象があります。現在、日本で飼
育されているコーギーといえば、このペンブローグを差す場合が多いです。
コーギーの最大の特徴は、牧羊犬として家畜などを誘導し、管理するために作られた胴長
短足の身体です。これは、家畜に蹴飛ばされたり、踏みつけられたりしないよう、家畜た
ちの足元を素早く駆け抜けられるように改良されたものです。このワンちゃんは、ちょっ
と見ると日本犬種にも似ております。キリリとした顔立ち、ふさふさとした被毛、ピンと
立った耳なども、コーギーの魅力を際立たせるものです。
ボストンテリア
マルチーズ
ポメラニアン
ダックスフンド
ゴールデンレトリーバー
コーギーは、別名でヒーラー、つまり“かかと”とも呼ばれておりました。その名前の由来
は、牧羊犬として活躍していたころに遡ります。コーギーは、家畜の群れの中にあって、踏
まれたり蹴飛ばされたりせずに、上手くかわしながら、家畜たちの脚に咬みつくことによっ
て家畜の群れを扱っていたからです。つまり、家畜たちの脚に咬みつくことから、この別名
が付けられたというわけです。
しかし、牛や羊、さらにはウェルッシュポニーという馬の群れたちの中にあって、小さなコ
ーギーが踏まれもせず、蹴飛ばされもしないで、なお且つ家畜たちの誘導という仕事をやっ
てのけるコーギーの素早さには感心させられます。さすがにすごいと思う一方で、そのため
コーギーは、用心深く俊足にして俊敏、また、飛びつきやすく勇敢であるとともに、咬みつ
きやすい性質であるともいえそうです。
しかし、それだけを見るとあまりに野性的で、家庭犬、愛玩犬としては不向きであるとも取
れます。もちろん、そうしたコーギーの性質は、近年のブリーディングによってずいぶん抑
えられており、現在では家庭に溶け込んだ良きワンちゃんとして、コーギーは多くの人たち
から受け入れられ、愛されております。一般的に、日本でコーギーといったら、ペンブロー
グを指すようですが、こちらのワンちゃんは、いま一方のカーディガンに比べて落ち着きが
なく、興奮しやすい性格で、そこが両犬種の分かれるところです。
柴犬
ビーグル
キャバリア
フレンチブルドッグ
コーギー
コーギーの被毛は、ダブルの二重構造。非常に抜け毛が多いワンちゃんです。その量の
多さは、はじめてコーギーを飼う人を驚かせるほどです。そのため、室内犬として飼育
されることの多いコーギーの住むお部屋は、抜け毛の始末で大変です。とくに換毛期の
コーギーの抜け毛の量は、もう一匹ワンちゃんがいるのではないかと思うほどです。そ
のため、この時期のブラッシングは、ほとんど毎日してあげる必要があります。
コーギーにとって、衛生的な環境を整えておくためにも、お掃除は頻繁にする必要があ
ります。しかしながら、日々のお手入れとしては、それほど手間のかかるワンちゃんで
もありません。週に1〜2回程度、ブラッシングをしてあげればそれで十分です。トリ
ミングも、基本的に必要ありません。
コーギーの毛色としては、ペンブローグは、レッド、セーブル、フォーン、ブラッグア
ンドタンの単色、もしくはこれらにホワイトの斑が入ったもの。カーディガンはレッド、
セーブル、フォーン、ブラッグアンドタン、ブルーマールにホワイトの斑。頭や顔、首
や胸、四肢、尻尾の先などにホワイトが入っているのを多く見かけます。
このように、同じコーギーでも、ウェルシュコーギーペンブローグとウェルシュコーギ
ーカーディガンでは、必ずしも毛色が同じではありません。同じコーギーでも、カーデ
ィガンは白が優勢でない限り、すべての被毛色が認められているのです。
ラブラドールレトリーバー
ボーダーコリー
パピヨン
シーズー
ヨークシャーテリア